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2007年4月 1日 (日曜日)

遠藤利克展「Trieb-神殿 II」

もう少し前の事になるが、秋山画廊遠藤利克展「Trieb-神殿 II」(2007.3.5-31)を観た。会場に入ると洗濯機のモーター音のようなウンウンとうなる音が響き渡っている。白い壁を一周して鉛のパイプが走っており、一端が会場右奥のドアを突き抜け、その奥に続いていて、その先は覗く事は出来ないが、どうやらその奥にモーターがあり、そこからパイプに水を供給しているという事らしかった。展示空間中央には、やはり鉛の1×1.5×1メートル強ほどの箱状の物体が置かれている。モーターの音は、日常空間における洗濯機ほどではないにしろ、その性質として、不快な感情を抱かせる効果を発していたが、それ以外に表現と言えるような物は、私には見つける事が出来なかった。それぞれのオブジェは造形的に面白いと呼べる物ではなかったし、かと言ってこちらの現実に存在するものでも、その要素の気配すらなく、何も連想させず、鑑賞する手だては完全に喪失されていた。同時展示されている、この展覧会のエスキースと思われる二点のドローイングを観ても何もわからない。この作品を表現として扱う術を私は知らない。

この展覧会について、毎日新聞記者三田晴夫氏は「よみがえった人類史の古層に触れるかのような、荘厳さと畏怖(いふ)の念を募らせてやまない光景」と評しているが、私には何の事やらさっぱりわからない。

毎日新聞(2007年3月27日/東京夕刊)記事
▼「美術:内海聖史展/遠藤利克展 夢幻の場を導く色彩と水」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20070327dde014040029000c.html

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