« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月の23件の記事

2007年6月29日 (金曜日)

高く延びた二つの鉄の

Serra 先日の遠足の目的の一つ、こ、れ、は、スゴかっタ!圧倒圧巻☆☆☆☆UCSF(University of California San Francisco)の中庭に立てられた二枚の超大な鉄の板っ。リチャード・セラ(b.1939)2006年の作品「Ballast」(訳→Yahoo!辞書)である。SFGate.com(参考)によれば、「サンフランシスコで生まれたセラ、唯一の地元において野外設置された作品」との事である。二枚の鉄板はそれぞれ、重力を突っぱねるように天井に隆起し、まるで首の筋がつった時のような、傾きを持っている。そしてと、に、か、く・・デカイっ。ここまで巨大な物体を、まるごとダイレクトに感じる機会が他にあるだろうか。もちろん私達の身の回りには、巨大な建築、そして山や木々など、たくさんの「巨魁なもの」が存在している事は、私だって知ってる、が、それらはたくさんの意味の構築物であり、それぞれにまつわる機能や観念が、「大きさの裏付け」をしているのに対し、セラの彫刻は・・ただ、そこに在る、それだけなのだ。そそり立つ裏表四つの表面には、それぞれ夕暮れ時の太陽の光が直接、或いは周囲の学校の校舎を反射して降り注いでいた。二つの間に立って仰ぎ見ると、距離を計る目安が見つからず、くらくらと目眩を感じた。斜めに突き刺ささり高く高く延びた直線は、この景色から重力を奪っていたような、そんな気がする。

Sssニューヨーク近代美術館(MOMAで大回顧展「 RICHARD SERRA Sculpture: Forty Years」が6月3日から9月10日(2007)まで開催されている。ワ〜、、行きて、、ぇ、けど、ムリか、、。




▲▼Online Exhibition: RICHARD SERRA Sculpture: Forty Years(MOMAウェブサイト内) http://www.moma.org/exhibitions/2007/serra/

▼Richard Serra at MoMA - Torqued Torus Inversion and Sequence
 

▼Installation of Richard Serra's sculptures at MoMA
 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月28日 (木曜日)

帰るまでが遠足

Pppp 夜の11時半、いまようやっとサンフランシスコ市街の遠足から、いつものスタジオに帰還〜。昼からずっと歩きっぱなし疲れたぁ〜〜〜・・・・今日はもう誰もスタジオでは作業をやってない、か、な、と、思っていたら、何やらダイニングに人影が・・コーヒーも飲みたかったし、調理場に突入すると、コックのあんちゃんが大量膨大なパンを、立派な煉瓦造りの釜を使って一人っきりで焼いていた。そういや先週も焼いていた。先々週は見ていないけど、やっぱり焼いていたのかも知れない。夜中。一人で。焼きたてのパンの整然とした様は、思わず息を呑む、ほど、に、美しい。コーヒーをカップに注ぎ、電子レンジで温める隙に、パチリ。このところ調子のすこぶるよくないカメラ・・なんとか撮影出来てよかった。
※右画像クリックで多少そこそこ拡大

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月27日 (水曜日)

あしたは遠足

サンフランシスコ―2006~2007 サンフランシスコに来てる来てると書いているが、厳密には、というか本当には、ここはサンフランシスコではなく、「地球の歩き方:アメリカ2005〜2006」に習って言えば「サンフランシスコ近郊の町:サウサリート/Sausalito」である。そこには「サイクリングで行ってみよう」と、書いてある。アップダウンの激しいこの周辺地域、自前の脚力でゴールデンゲート・ブリッジを越えようなんて「やる気」も体力も私には、とてもじゃぁないがありはしないが、確かにヘルメットをかぶり、風を切って自転車を走らせる人達をたくさん見かけるし、気持ちも良さそうだ。その、橋を越えたサンフランシスコ市街に明日はお出かけ。私を乗せた飛行機が、日本からアメリカに到着したのはサンフランシスコ国際空港で、は、あるが、そのまま直でサウサリートまで車に乗せられやって来たので、初めての訪問と言える。さてさて。

サウサリート/Sausalito:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88

| | コメント (0) | トラックバック (0)

取り合わせ

Wp以前、 このブログ(6/15/2007)で書いた通り、アメリカに到着してすぐから、プロジェクト・スペースと呼ばれるスタジオにこもってこもって、日夜、制作に取りかかっているわけ、だが、最初の数日間使用した、近隣の画材店で購入した描画材及びフィキサチーフ(定着材)の噛み合わせ、取り合わせ、が、よくなかったらしい。どうも紙に描画した線が、しっかりと定着せずにぼろ、ぽろ、ぼろ、と、剥がれて来る。描画しているのは木炭、つまり黒い粉なので、剥がれて来る分、全体にぼやぼやとモヤがかかって見えて来て具合がわるい。仕方がないので昨日から今日にかけて、その部分を破いて撤去。撤去した所からまたじんわりじわじわ作業の続き。今日は風が冷たく、朝から芯まで冷やされる。※左画像→クリックで拡大

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月26日 (火曜日)

良く晴れた青空の晩に、

現在、私が滞在〜制作活動を行なっているヘッドランズ・センターには、今、もう一人、日本人が同じくレジデンス・アーティストとしてスタジオを構え、滞在している。彫刻/インスタレーション・アーティストのイナオカ ミサコさんである。アメリカでの生活はもうかなりのものになるとの事。
昨晩、そのスタジオと制作中の作品を見せてもらう事が出来た。制作の一部として、確かに彫っても刻んでもいるとは思うが、「彫刻」という言葉はどうにも解せないその作品は、人工的に自然物を模したレディメイド(既製物)、要するに、プラスティック製のオモチャの鳥や、ペットの為だか何の為だか作られた、同じくプラスティック製の木々、ジオラマ模型用のミニチュアの馬、豚を、人工の芝や押しピンなどを付着させたり、お互いを組み合わせたりしながら作られる、らしい。見渡したところ、それぞれは大きくても両手を広げずして持つ事の出来るくらいのサイズである。
Inaoka00_3その細かな数々の作品が散らばり、沢山のメタモルフォーゼを待ちわびる素材の待機するスタジオは、生命に憧れる異形のもの達(前述の自然物の模造品)に、どうにかして生命を植え付けよう、と、日夜試み続けられる実験場のように映った。※右画像→クリックで拡大

MISAKO INAOKA:ウェブサイト  http://www.misakoinaoka.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月24日 (日曜日)

白い仮設壁

Wwww 本日土曜日、現在カルフォルニア、夜の八時二十六分。八時過ぎとは言え、まだまだ明るく、ちょうど今いるスタジオの窓から望める木々の緑には、細かい傷のように西日が無数に反射して、網膜を厳しく追い立てる。階下のダイニングではウェディング・パーティ。あまりの広さが気になっていたスタジオは、その広さよりも、アート制作の為に設置された要素(つまり絵画制作専用に仮設された、ちょっとやそっとではびくともしないような重量級の、2.5×4メートルほどの白い壁や、備え付けられた無粋な棚)に、不思議な違和感を覚え始めている。この部屋に感じている「何か」の正体が明らかになって来たと言うべきか。仮設壁などは、その強烈な唐突さに、既にアートとして機能しているかごとき、アートそのもの?と錯覚させるかのような存在の強さを感じざるを得ない。
※右上写真は現在制作進行中の作品デティール(画像クリックで拡大)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月22日 (金曜日)

久しぶりに一つの雲もない日は

Shika鹿ダーーーッ(笑)今朝10時頃、スタジオに向かおうと、宿舎のドアを開けたら三匹の、おそらくは母と二匹の子供と思われる鹿(左の写真は二匹の子供/画像クリックで拡大)が、キュっとこっちを向いて立っていた。鹿なんて見るのはけっっして初めてではないし、地元民に「どこにでもいるよ〜」っと言われても、懲りずにけっこう、いや、かなり感動出来る。で、すかさずパチリ、追ってってパチリ。ダッシュで逃げられるまでパチリパチリパチリ。ちなみに未見だが、この近辺にはコヨーテだとか、危険なデカ山猫?なんかもいるらしい。
鹿のおかげでファ〜っとテンション高めのそのままに、スタジオに行ってパソコンをインターネットに繋ぐと、友人アーティストの朗報お知らせメール。スバラシイ!
午後、ここの滞在アーティストの一人、シニック( Shinique Smith所属ギャラリーの一つ:Moti Hasson Gallery作家紹介ページ)に、スタジオを見せてもらい、つつ、話す。いま、7月29日まで、ギャラリー、Franklin Artworksで展覧会を開催中であるとの事。ニューヨークを拠点に沢山のショーを抱えるらしいその作品群を見て、またも発憤させられつつ、解釈を保留し、つつ、つつ、スタジオに戻って制作の続き。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月21日 (木曜日)

今日も曇り、制作、クスクス

St1St2619d
※画像クリックで拡大

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月19日 (火曜日)

タリアテッレ

618dずいっぶん前にDICKBLICK(画材店)に発注していた描画材を積んだフェデックスのトラックが、やっと、到着。まあ、小さな段ボール一箱だが、一つ安心。一日曇り。三階のスタジオから望む事の出来るはずの山々も霧で見えず。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月18日 (月曜日)

チキンにサラダ、それからデザート

0617d 今日の夕飯はチキンにサラダ、それからデザートに・・まったくと言っていいほど料理にも食材にも明るくないので、説明は残念ながら出来ないが、とにかく、いや、食べた。起きてから日中ほとんど何も食べないままに、六時の夕飯時を向かえるので、ついついその旨さも手伝ってグングン食べてしまうが、その後しばらく動けない。動けなくてついついブログの更新。左の写真、デザートは一口食べた後だけど、クリックすれば拡大して見れるはず。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月17日 (日曜日)

階下のウェディング・パーティ

Hc02 本日は、私の使っているスタジオの階下のダイニング(食堂というかレストランというか)で、ウェディング・パーティがあったようで、この時間(現在夜の十時半)まで賑やか。でも、ヘッドホンでずっと日本のラジオ、99のオールナイトニッポン(もちろん持参した録音されたもの)を聞いていたので、まったく気にせず制作。この建物には水回りが一階にしか存在せず、したがってトイレに行くにも階段を降りて行かなくてはならない。所々に乾いたボンドの付着した作業着に身を包んだままに、男性は黒のパンツに白いシャツ、女性は色とりどりにドレスアップした人ごみをかき分けるのには少々気が引けた。しかしなんだかえらく楽しそう。昨日夜から曇り始め、霧が立ち込め、今日も曇天。寒い。しかし徐々に制作に入り込み始めている気配は感じる事が出来る。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年6月16日 (土曜日)

とにかく目を見開いて

St00_1

作ってます。まだ何が何だか傍目にはわかりませんし、僕にもさっぱりわかりませんが、もう少しで、何か、が、いろいろ誘惑して来る、はず。でもまだまだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

緑に囲まれて

Hc00 なんとなく、漠然と、確認するまでもなく、こっち、アメリカ西海岸の陽気は暖かいんだろうな、もう6月半ばだし、と、思っていたが、ここのスタッフが言うように、汗だくになった到着初日の灼熱は稀な事であったらしく、それ以来半袖だけではいられない。けっこうどういうわけか半袖短パン夏〜って感じの人はたくさんいるけど。空を見上げれば、昨日も今日も雲一つない、気持ちわるいくらい真っ青な晴天であるにもかかわらず、海が近いせいか(車で少し行けばビーチがある)、たえず冷たい風が吹く。制作の都合上、窓を開け放ち、空気の通りを良くしておかなければならない為に、軽く凍える。もうちょっと防寒具を持ってくれば良かったと思うのも後の祭り、一枚持って来た薄手のセーターで乗り切るしかない。自分の制作スピードの遅さにあきれつつ、考えるのは、金曜〜土曜は夕飯が出ないし、さてはて、どう生活を組み立てていくか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月15日 (金曜日)

とにかくスタート

Denner00 しかたがないので、近隣の(と言っても歩いていける所に店などないが)画材店、ホームセンターに行っていろいろ購入〜制作開始。ちなみに写真は本日の夕飯(この施設は夕飯が出る)。昨日の初日は野菜野菜野菜野菜だったので、分厚い肉が出て来て安心。そういえば、このブログのエントリー時間表示って、日本時間で出るみたい?あ、そう。現在夜の11時半、ちょっと肌寒い、眠いのは多分まだこっちの生活に慣れていないって事。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

昼過ぎて

Head000_1 10日ほど前にDICKBLICK(画材店/世界堂みたいな?)に描画材関係と、B&H(ヨドバシみたいな?)に紙(写真撮影向けに作られている背景紙)をインターネット経由で注文していたが届かない。トラッキング・ナンバーで検索してみると、紙は今日届くとの事だが、描画材は来週月曜日との事。時間かけすぎでしょ。なんだそりゃ。や、マジで。特急便にしてもらえばよかった。なのでこのだだっぴろいスタジオに寝そべりながら、ごろごろしながら、さてどうしてくれようか、と、思案中。ぐぅ〜。

Dick Blick Art Materials http://www.dickblick.com
B&H Photo-Video-Audio http://www.bhphotovideo.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月14日 (木曜日)

さて、と、

Headlands00_1 空港からインターンの方の車、スーパー・マーケットに寄って、インスタントラーメンと水とコーラとオレンジジュース、それからピーナツバターにパンにハムを購入し、ゴールデン・ゲート・ブリッジを渡って、ヘッドランズ・アート・センターに昼過ぎようやく到着。そういえば洗濯洗剤とか食器洗剤とかそういうの忘れてた。12ある窓から太陽が燦々と降り注ぐスタジオは思い描いていた以上に巨大で、サッカーの練習やキャッチボールくらい出来そうだ。やらないけど。周辺はやっぱり思った以上に郊外という感じで、と言っても陰気なわけではなく、全身に太陽を染み込ませた丘々にまぎれるように、なんだ?妙に空気が澄んでいて、と言ってもお正月のそれ、或いは嵐の後の塵が全て落ちたような、って言うほど過激なものでもなく、冷ややかに透き通り、静寂が辺りを包んでいる。夜の八時半、やっと日が暮れて来た。さて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月12日 (火曜日)

夏に向かって

Photo_2 明日からしばらく、アメリカ、サンフランシスコに滞在します。目的は、ゴールデン・ゲート・ブリッジを渡った先、国立公園内にあるヘッドランズ・アート・センターのプロジェクト・スペースにて、作品の制作及び制作スタジオの公開ほか。木炭ドローイングによるNAZCA PROJECT(最近呼称し始めた定番シリーズ)作品と、まだ決めていませんが、他に何か、制作する予定。スタジオ面積は1800平方フィート(=167平方メートル)。この施設には、1999年ベネチア・ビエンナーレや2005年横浜トリエンナーレでもお馴染み(!?)の米美術家、アン・ハミルトン(b.1956)が、改装を担当したダイニングなどもあるらしいので、楽しみ。

HEADLANDS CENTER FOR THE ARTS▶ http://www.headlands.org
Golden Gate National Recreation Area▶ http://www.nps.gov/goga/
 
-------------------------------------------------------------------
▼クリエイティブカルチャー情報サイト「SHIFT」による、ヘッドランズ・アート・センターの紹介
http://www.shift.jp.org/ja/archives/2006/05/post_941.html

▼都市とアート:海外レポート「ヘッドランズ・アート・センター∼創造と芸術の実験場」
(
PDF: Page 3半ば〜Page 5半ば
http://www.jpf.go.jp/j/publish_j/bunka/pdf/bjt_43.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月10日 (日曜日)

大日本人だよ

Dnj 雑誌ブルータスの今発売している号(2007/6/15号)の特集「大松本論/一冊まるごと松本人志」を読みつつ電車に揺られて、ワーナー・マイカル・シネマズへ。松本人志第一回監督映画「大日本人を観た。まったくなんっつぅ映画をっっ!(笑)こんな映画が全国218館で上映されている事からまず面白い。「例えば子供を寝かしつける時に、桃太郎の話しをするとしますね、その時子供から「桃太郎の話しってどんな話?」と聞かれるのに似てると思うんです。「今から、するがな」ということです。」と、公式ホームページ“監督からのメッセージ”上で、松本本人が、自分でも何と名指す事の出来ない作品を、宣伝文句によって矮小化させたくない思いを語る姿勢はよくわかる。だ、か、ら、いちおう内容には触れずにおく。おそらく具体的な内容の前宣伝云々って事のみならず、個人的な印象記述であったとしても、「笑い」のようにセンシティヴな爆発物にとって、予備知識は、いともたやすく弊害になってしまいかねないが、が、しかし、この映画からは、というかこの「笑い」からは、どんどんネタバレさせたり、何回も繰り返して観る事で、面白さは倍増してゆくのではないか、そういうなんとも確信に近い予感、期待を抱かざるを得ない。実際、見ている最中から、数分前に起こった事柄がフラッシュバックするように何度も思い出され、真っ暗い会場の中、ブフォっと一人ウケてしまった。消えていかない。反芻反芻反芻反芻・・いやぁ笑った。ってま、あ、ダウンタウンのコント自体そういう感じだしね。でも、長尺ゆえだろうが、終わる前から反芻が始まるのは初めてかも。カンヌ国際映画祭とか、ほんとどうでもいい。
BRUTUS (ブルータス) 2007年 6/15号 [雑誌] ブルータスの特集では、芸能人やら演出家やらCMディレクターやら美術家やらやらが松本人志(b.1963)の仕事について語り倒しているが、過去のコントや漫才の説明の記述、それだけで「ごっつ」(フジテレビ:1991/12/8-1997/11/2)や「ガキ」(日本テレビほか:1989/10/3〜)を観ていたときの面白さが蘇って来て思わず笑ってしまった。写真付きで紹介されている、2003年に発売された松本人志プロデュースの食玩「世界の珍獣」も、出たときは、あっれ〜?外した〜??っとか思っていたが、久々見て「テナガガメ」にはやられた。「セノリブンチョウ」も欲しい。家で大掃除とかしてる最中に後ろからぶっつけられたい。しっかしやたらと松本人志を「芸術家」に仕立て上げたい空気にはちょっとなんだかな〜っと・・経済効果としては「お笑い」の方がおそらくあるとは思うが(或いはそのせいで)、「お笑い」が不当に貶められ、「アート」が不当に権威付けられているような空気は拭いきれない。讃えるのはいいけど(そういう雑誌だし)「アート」ってたんにジャンル名であって、「スゴいもの」の総称でも、「崇高なもの」の総称でもない。お笑いをアートの領域にまで昇華させているっ!とばかりに、過去の、或いは現行のアート作品と松本コントのデティールとの類似性を指摘する事が、松本人志の偉大さを保証するものではないし、文化人類学的にどうだっていうんならまだしも、で?なんやねん!っと突っ込みでも待っているのだろうか・・っていうかマウリツィオ・カテランなんかよりずっと松本人志の方が面白いでしょ!

▼「大日本人」公式サイト
http://www.dainipponjin.com

緊急企画 ダウンタウンは世界に通用するのか!?
http://www.youtube.com/watch?v=Mpb1xqx7New

-------------------------------------------------------------------
ブルータス(2007/6/15号)巻末「BRUT@STYLE」のページでは様々なブランド服を身に纏い、渋〜〜ぃポーズを決めた板尾創路(b.1963)の写真が掲載されている。ダウンタウンのコント未見の人にはさっぱり分からないだろうが、もー、居るだけでオカシイっ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 9日 (土曜日)

宇宙から来た少女

Du_1 「マルレーネ・デュマス—ブロークン・ホワイト」展(東京都現代美術館)「マルレーネ・デュマス—Light and Dark 1987-2007」展(ギャラリー小柳)を観た。もういつだったか忘れてしまったが、何年も前、現在も展覧会を開催している銀座/ギャラリー小柳で、初めてデュマスの水彩画を観た時、死体を描く人だ、と、思った。今回は観ながらマイケル・ジャクソンを思い出した。
※「宇宙から来た少女」は現美出品作の題名の一つ

▼「マルレーネ・デュマス—ブロークン・ホワイト」東京都現代美術館:4/14-7/1/2007
http://dumas.jp/j_index.html

▼「マルレーネ・デュマス—Light and Dark 1987-2007」ギャラリー小柳:4/17-6/16/2007
http://www.gallerykoyanagi.com/
-------------------------------------------------------------------
追記:
ちなみに今、東京都現代美術館の常設展示では、新しくコレクションに加わった作品を中心に展示していて、韓国人アーティスト、スゥ・ドーホー(b.1962)の、2005年にメゾン・エルメス8階フォーラムで展示した作品、薄い布で作られた、中空に浮かぶ淡いグリーンの門が、包み込むような空間で出迎え、会田誠(b.1965)の「戦争画リターンズ」や、岡本太郎(1962-1996)の1968年にメキシコで描いた30メートルに及ぶ巨大壁画「明日の神話」など、いろいろ補填出来てお得感あり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 8日 (金曜日)

冒険しないという冒険

▼よしよし、さてさて、来週の渡米前に予定していた制作はこれで終了。はい、来週渡米します。さて、トランク出して準備準備っ(画像クリックで拡大)
070608mm_1
シリーズ:【ATMOSPHERIC WORKS】
素材:紙(Savage Widetone Seamless Paper Background)・シャープペンシル
紙サイズ:135.5×135.5(cm)
描画部サイズ:109.5×109.5(cm)
制作期間:15日
【ATMOSPHERIC WORKS】近作

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 3日 (日曜日)

神の愛のために

ダイヤ多数散らした頭蓋骨の作品展示、英アーティスト(CNN.co.jp:2007.06.02: 15:58)
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200706020012.html

今度はダイヤで覆った人の頭蓋骨=売値は120億円−英芸術家(時事.COM:2007/06/02-06:20)
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%c0%a5%df%a5%a2%a5%f3&k=200706/2007060200077

Hirst unveils £50m diamond skull (BBC NEWS:  1 June 2007, 13:08)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6712015.stm

Damien Hirst unveils his jewels in the crown, a £50m diamond-studded skull (the Daily Mail: 22:13pm on 1st June 2007)
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/news.html?in_article_id=459204&in_page_id=1766&ito=1490
-------------------------------------------------------------------
Hirstイギリスの美術家、 ダミアン・ハースト(b.1965)の新作。これはまたスゴいなぁ・・いやぁスゴい。オーパーツとして「スプリガン」(原作:たかしげ宙/漫画:皆川亮二のマンガ)にでも出て来てそうな・・。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば・・「オーパーツ (OOPARTS) とは、「場違いな工芸品」という意味。それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指し、英語の Out Of Place Artifacts の頭文字をとったものである。日本語では「時代錯誤遺物」と意訳されることもある。」さてここで「場違いな工芸品」なのは・・、「時代錯誤遺物」なのは・・。右の写真は時事ドットコムより。

I Want To Spend The Rest Of My Life Everywhere, With Everyone, One To One, Always, Forever, Now I Want To Spend The Rest Of My Life Everywhere, With Everyone, One To One, Always, Forever, Now

著者:Damien Hirst
販売元:Booth-Clibborn Editions
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ダミアン・ハースト(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 2日 (土曜日)

昔々あるところに魚駐車というプロジェクトがあったらしい

上野、スカイ・ザ・バスハウスにて土屋信子個展「昔々あるところに魚駐車というプロジェクトがありました」を(ちょっと前だけど・・)観た。6月30日(土)まで。
Tututu ロンドン在住で、ベネチア・ビエンナーレとかにも出してる国際的に活躍中のアーティスト、らしい。日常に根ざした素材と「日常的な」という形容から一歩出たような素材を様々に組み合わせ、細かな一つ一つの作品は形作られている。「日常的な」という形容から一歩出た素材、とはつまり普段生活をしていて使いそうで使わないけど、電気屋とか画材店に赴けば容易に手に入る事の予想出来そうな、ちょっと太くて長い針金や、模型用のグリーンの芝のようなもの、工作素材、あーなんかなんかの業者さんが使ってそ〜ってものである。それらが樹脂でコーティングされたり、綿毛を付着させられたり、溶接されたり、接着されたりして、配置された個々の作品からは、答えを聞いてもおそらく理解出来ないだろう用途を持っていそうな、すぐそこにあるのに近寄りがたい、ただならぬ雰囲気が漂っている。或いは誰か(それは人ではないかも知れない)との会話そのものが所有する、ある一つの側面が、たまたま、こちらの目に見える形でそこにあるような、そんな感じ。
-------------------------------------------------------------------
SCAI THE BATHHOUSE
土屋信子展「昔々あるところに、魚駐車というプロジェクトがありました」 2007/5/18-6/30
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/_a_parking_fish_20070518/

fogless: exhibitions: インタビュー: 土屋信子
http://www.fogless.net/artreview/030925_ar_nt/tsuchiyanobuko.htm

Anthony Reynolds Gallery(所属ギャラリー)
http://www.anthonyreynolds.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

少女たちの戦いの物語

Darger 原美術館「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語ー夢の楽園」展を観た。ヘンリー・ダーガー(1892-1973)。いろんな雑誌で何度も既に読んだり見たりしていて、発表もせず、するつもりもなく、1万5145ページ(15巻)の小説と膨大な挿絵によって、少女幼女の惨殺や素っ裸ばかりを描いて描き続けて数十年っというのは、それだけでなんだかスゴそーだー、とは、ず〜っと思っていたけど、なんとなく見そびれていてて、実物の体験は初めて。この展覧会は、小説の挿絵とされる絵画を中心に、ダーガーの成した「何か」を紹介するもの。しかし死後になってアパートを管理する大家に発見されたという、発表する事が前提にない、プライヴェートにこそこそこそこそこそこそこそこそ作られた小説ないしその挿絵が、どんだけスゴーッて思ったからって、大々的に公開して商売にまでしちゃうってのは〜な、ん、て、思いつつ、膨大な時間、膨大な労力、膨大な分量を注ぎ込まれた、ほとんどダーガーの人生の化身のような物語の片鱗に触れて、こいつは確かに、たくっさんのなんかのヒントを隠し持ってる、な、と、思った(思っていろいろ書き出したけど、いろいろ過ぎてまとまらないので、ま、とりあえずこれくらいで)。

-------------------------------------------------------------------
原美術館「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語ー夢の楽園」2007/4/14-7/16
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

American Folk Art Museum
申請して許可が下りれば、ここで1万5145ページの『非現実の王国で』を読む事が出来る、らしい。
http://www.folkartmuseum.org/default.asp?id=878

Andrew Edlin Gallery
http://www.edlingallery.com/dynamic/artist_artwork.asp?ArtistID=4

ヘンリー・ダーガー:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

著者:ジョン・M. マグレガー
販売元:作品社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »