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2007年6月10日 (日曜日)

大日本人だよ

Dnj 雑誌ブルータスの今発売している号(2007/6/15号)の特集「大松本論/一冊まるごと松本人志」を読みつつ電車に揺られて、ワーナー・マイカル・シネマズへ。松本人志第一回監督映画「大日本人を観た。まったくなんっつぅ映画をっっ!(笑)こんな映画が全国218館で上映されている事からまず面白い。「例えば子供を寝かしつける時に、桃太郎の話しをするとしますね、その時子供から「桃太郎の話しってどんな話?」と聞かれるのに似てると思うんです。「今から、するがな」ということです。」と、公式ホームページ“監督からのメッセージ”上で、松本本人が、自分でも何と名指す事の出来ない作品を、宣伝文句によって矮小化させたくない思いを語る姿勢はよくわかる。だ、か、ら、いちおう内容には触れずにおく。おそらく具体的な内容の前宣伝云々って事のみならず、個人的な印象記述であったとしても、「笑い」のようにセンシティヴな爆発物にとって、予備知識は、いともたやすく弊害になってしまいかねないが、が、しかし、この映画からは、というかこの「笑い」からは、どんどんネタバレさせたり、何回も繰り返して観る事で、面白さは倍増してゆくのではないか、そういうなんとも確信に近い予感、期待を抱かざるを得ない。実際、見ている最中から、数分前に起こった事柄がフラッシュバックするように何度も思い出され、真っ暗い会場の中、ブフォっと一人ウケてしまった。消えていかない。反芻反芻反芻反芻・・いやぁ笑った。ってま、あ、ダウンタウンのコント自体そういう感じだしね。でも、長尺ゆえだろうが、終わる前から反芻が始まるのは初めてかも。カンヌ国際映画祭とか、ほんとどうでもいい。
BRUTUS (ブルータス) 2007年 6/15号 [雑誌] ブルータスの特集では、芸能人やら演出家やらCMディレクターやら美術家やらやらが松本人志(b.1963)の仕事について語り倒しているが、過去のコントや漫才の説明の記述、それだけで「ごっつ」(フジテレビ:1991/12/8-1997/11/2)や「ガキ」(日本テレビほか:1989/10/3〜)を観ていたときの面白さが蘇って来て思わず笑ってしまった。写真付きで紹介されている、2003年に発売された松本人志プロデュースの食玩「世界の珍獣」も、出たときは、あっれ〜?外した〜??っとか思っていたが、久々見て「テナガガメ」にはやられた。「セノリブンチョウ」も欲しい。家で大掃除とかしてる最中に後ろからぶっつけられたい。しっかしやたらと松本人志を「芸術家」に仕立て上げたい空気にはちょっとなんだかな〜っと・・経済効果としては「お笑い」の方がおそらくあるとは思うが(或いはそのせいで)、「お笑い」が不当に貶められ、「アート」が不当に権威付けられているような空気は拭いきれない。讃えるのはいいけど(そういう雑誌だし)「アート」ってたんにジャンル名であって、「スゴいもの」の総称でも、「崇高なもの」の総称でもない。お笑いをアートの領域にまで昇華させているっ!とばかりに、過去の、或いは現行のアート作品と松本コントのデティールとの類似性を指摘する事が、松本人志の偉大さを保証するものではないし、文化人類学的にどうだっていうんならまだしも、で?なんやねん!っと突っ込みでも待っているのだろうか・・っていうかマウリツィオ・カテランなんかよりずっと松本人志の方が面白いでしょ!

▼「大日本人」公式サイト
http://www.dainipponjin.com

緊急企画 ダウンタウンは世界に通用するのか!?
http://www.youtube.com/watch?v=Mpb1xqx7New

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ブルータス(2007/6/15号)巻末「BRUT@STYLE」のページでは様々なブランド服を身に纏い、渋〜〜ぃポーズを決めた板尾創路(b.1963)の写真が掲載されている。ダウンタウンのコント未見の人にはさっぱり分からないだろうが、もー、居るだけでオカシイっ!

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