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2007年8月の5件の記事

2007年8月30日 (木曜日)

秋を飛び越え

イギリス北部(湖水地方)の古い産業都市、バロー・イン・ファーネスで、ギャラリーやレジデンス施設を営む「ART GENE(アートジーン)」にて、明日よりしばらく、滞在及び制作に行って来ます。

ART GENEホームページ▶http://www.artgene.co.uk

先月まで滞在制作をしたカルフォルニアで出会ったスコットランドのアーティストは「バロー・イン・ファーネス!?!?( Д ) ゜゜」と、そのアートの中心地からの離れっぷりに、眉間にシワを寄せてらっしゃいましたが、さてさてさてさて♪


ウィキマピア中央ちょい左下にART GENE。

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2007年8月23日 (木曜日)

ひぐらしのなく頃に

2006年に放映されたテレビアニメ「ひぐらしのく頃に」(全26話)を観た。スゴかった。アニメ界に突然変異的に生まれた快作といった印象で、一部昼間に放送されたらしい事実が信じられないくらい、その内容の際どさは筆舌に尽くしがたく、、、、、、コワイ。

この物語は徹底的にサスペンスである。

サスペンス はある状況がサスペンド(英語:suspend、保留された乃至ぶらさがった状態)されたまま進む時の不安な心理状態をいう。英語:suspenceの意味は『持続的緊張感』。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』▶「サスペンス」より)

ひぐらしのなく頃に DVD第1巻~第4巻セット「雛見沢事件録~ハジマリ~」 で、ある故に、どんな些細な内容にかかわる記述、デティールのネタバレもその緊張の糸をたるませる引き金として作用し得るし、作品にとってそれらが語られる事の許される時期、つまりネタバレが物語を弛緩させる事なく語られる時期というものが、この先(この物語を観る機会のある人間が存在する限りにおいて)あるのかどうか私は知らない為、少なくとも今は不特定多数の未見の人達に向けて、この物語の内容を喋る事は出来ないが、しかし、間違いなくアニメ「ひぐらしのく頃に」は、上記の引用の意味でサスペンスであり、サスペンス(『持続的緊張感』)を鑑賞者に絶えず極度に強いるものであり、その緊張は今もなお、現在放映中(2007/7〜)の続編「ひぐらしのく頃に解」で持続中である。

ミステリーとは小説、漫画、テレビドラマ、ゲーム等の創作物におけるジャンルの一つ。何らかの犯罪の発生に起因する物語を言う。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』▶「ミステリー」より)

ホラー:(英語:horror)恐怖。:転じて、映画や小説などの娯楽作品で、観る者が恐怖感を味わって楽しむことを想定して制作されているもの。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』▶「ホラー」より)

猟奇殺人(りょうきさつじん)とは、一般的に通常の殺人に比較して、常軌を逸している殺人である。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』▶「猟奇殺人(スプラッターから転送)」より)

物語では、これらの要素がない交ぜになって、宙ぶらりんな、サスペンドされた不安な心理状態を、鑑賞者に長丁場、持続させるエネルギーを作品に与えていて、終始むやみやたらに怖い。さらに登場人物の萌え系キャラと、中心的な登場人物のパーティ(5人の美少女と転校生の男子1名)の、のほほんとしたあり得ない仲良し日常描写、いわゆる萌え属性 の散りばめられた表現が、その恐怖を助長する、が、戦慄の助走としてではなく(最初の数話は確かに助走として機能するが)、それ自体ぼやけた日常自体鑑賞者が恐怖する対象であり、頭の中を恐怖で埋め尽くす一助として機能するのだ。助走という事では、たえずこちらの焦点の合うか合わないかの所で多層的に戦慄への助走は歩幅を様々にして踏み込まれているように思われる。

ひぐらしのなく頃に解 目明し編 1 (1) (ガンガンWINGコミックス) 今週月曜日、8月20日('07)の毎日新聞(朝刊)で「日本のアニメ空洞化」と題され、次のような記事が書かれていた。それは、日本アニメが、世界からの需要の高さ故に、国内だけでの生産では供給がまったく追いつかず、作業の9割をアジアに外注している事(デジタル化が進んだ事でますます容易になっているらしい)が起因して、 日本アニメは将来的にダメになるのではないか、他国に追い抜かれるのではないか、こんな状況で本当に日本アニメと言えるのか、というものだった。結局私に は、この記事がいったい何の目的で書かれているのか、皆目わからなかったし、「ひぐらしのく 頃に」の衝撃に対してもコワイスゴいって以上の事柄が今のところ言えないでいるが、9割アジア外注とかデジタル化が進んでるとか、もちろんそれだけではない たくさんのアクシデント(偶然)の中で、スプラッターだとか萌え〜だとか、けっして鑑賞の一般化に低くないハードルを備えながらも、いや、それも含めたア クシデントの中で、こんな目の覚めるような作品が生まれるのなら、日本のアニメ空洞化万歳!と、思った。

テレビアニメ「ひぐらしのく頃に」公式ホームページ
http://oyashirosama.com/web/top/index.htm

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2007年8月14日 (火曜日)

火のない所に・・

Cai Guo-Qiang: Head on Cai Guo-Qiang (Contemporary Artists)   ちょっと前になるが、銀座、資生堂ギャラリーにて「時光 -蔡國強と資生堂」展(8/12に既に終了)を観た。蔡國強(b.1957)は言わずと知れた中国を代表する美術家の一人である。今回のインスタレーションでは、代表的な作品シリーズの一つ、火薬を和紙の上で爆発させて絵柄を浮かび上がらせる大きなドローイング数点が壁面に展示され、そして、天井から吊った小さな沢山の金の小舟(タイトルが「九十九の黄金舟」なので多分99個あるのだろう)が、蜂の群れの軌跡を追うように、滑らかな曲線を描き、飛んでいた。奥の小部屋では、資生堂が蔡國強を支援を続けて来た1994年からの業績を年代順に紹介するビデオ。
Cai Guo-Qiang   金の表面が柔らかに周囲の風景を反射する、透き通るような、しかし存在を確かに感じる事の出来る小舟が、優雅に会場を飛び回り、ドローイングの内の空間と現実世界をまるで行き来するような展示構成、カタログに収録された写真では到底伝え切る事の出来ない豊穣な空間演出は、思わず息を呑んだし、業績を紹介するビデオの、さまざまに火薬を爆発させるインスタレーションやパフォーマンスは、記録映像であるにも関わらず、その音と光、煙は、圧倒的な印象をこちらの胸に刻み付けた、が、しかし、その衝撃性の要因と思われる何かと、彼の考える正義、の、ようなものの間に、剥離があるように私には思えてどうにもすっきりしない(剥離がなければそれで良いのか、と、いうと、それもわからないけれど)。
 壁面展示されたドローイングしかり、春夏秋冬をテーマに描かれたという四枚と、時光(中国語で歳月という意味らしい)をテーマとした比較的小さな一枚。春夏秋冬が何故どうして火薬を爆発させる事で描かれなくてはならなかったのか。

蔡國強.COM▶http://www.caiguoqiang.com

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2007年8月11日 (土曜日)

モアモアと、フワフワと、

Photoアメリカより 帰国してからこっち、何だか忙しくしてしまっていて、このブログも気が付けば八月三日以降書いていない。書いていない事はもちろん自覚していたけれど、書かなきゃなっと思っていると案外日が経つのは早い、と、いうか、それよりも、あっという間に一週間以上の間が空いたのには、きっと、たぶん、複数の事を同時にやったり考えたりしていて、それに身体を合わせていた、いる事そのものに多忙であった為であるように思われる。やたらめったら時間が早い。まあ、こういう事はよく起こる。一つの事、多く作品制作に没頭していると、いつの間にか24時間という一日のサイクルは少しずつずれ出して、あげく一日が30時間になったり、20時間になったりしてくる。しかしそれでも、そういう「ずれる」事は習慣としてすぐに身に付くし、24時間という人類共有のサイクルから、一期間、身体を開放する事で、様々な対象へのかかわり方を、作品制作という軸を伴って、刷新してゆく過程はとてもスリリングだ。しかしながら複数の問題事を一度に抱えている場合は、それとは異なる。身体が付いてゆかない、というか、いつまでもその生活が習慣として身に付かないというか、夏の猛暑と高い湿度に混じり合うようにモアモアと、フワフワと、落ち着かない。実家の本や雑貨で溢れかえった身動きの取りづらい小さな私の机と、目の前に迫るいくつかの懸案事項を前に、思考の小さな(しかし本気の)実験を繰り返す過程は、何もかもが反発し合って、まるで「居場所」を見出す事を拒むかのようである。結果身体は翻弄され続け、翻弄され続ける事によって、本来入り込む事のなかった沢山の気泡が混じり合う。

上の画像は今作成している企画書用に昨日作ったもしもの話し。

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2007年8月 2日 (木曜日)

帰国、そして、そして、そして、

帰国しました。フーーーーっです。帰宅して酒をあおって、そのままぶっ倒れて数時間、今、三ツ矢サイダーを買って来て、これからもう数時間倒れて体力回復に努めます。

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