« バタフライか・・ | トップページ | 世田谷美術館にて »

2008年4月 2日 (水曜日)

The Big Wheel

小田急線「向ケ丘遊園」駅を降りて10分ほどゆるやかな坂を上ったところに桜のきれいな生田緑地という場所がある。その敷地内にある川崎市岡本太郎美術館に、岡本太郎現代芸術賞を観に行ったのは久しぶり。今回は第11回。訪れたのは2004年の第7回に自分が出品して以来の事。その当時とは賞の名称も審査員も様変わりし、現在は美術評論家であり多摩美術大学准教授の椹木野衣氏、同じく評論家でありながら明治学院大学教授の山下裕二氏、ワタリウム美術館キュレーターの和多利浩一氏など。今回の太郎賞(最高賞)はKOSUGE1-16というアートユニットの「サイクロドロームゲームDX」。自転車のレーシングゲームで、備え付けの実際の自転車を漕ぐ事で、小さな模型の自転車レーサー達が、木材で作られたサーキット上で熱戦を繰り広げるという、観客参加型の作品である。会場で配布されている冊子には審査評として、誰が書いたのか知らないが(明かされていないが)次の事が書かれていた。

コミュニケーションをテーマとする参加型の作品でありながら、ありがちなコンピューターや映像を用いる事なく、インタラクティブな効果を実現した力感あふれる作品である。素材も、アナログ感を強調する為に木材を用いて荒々しく仕上げており、作品にもコミュニケーションの方法にも強さを感じる。楽しさ、強さ、スリリングさなどをあわせ持つ岡本太郎賞にふさわしい作品である。

このコメントを読んで、根本的に全く全然異なるが、アメリカのスターの1人(!?)、アーティスト、クリス・バーデン(Chris Burden: b.1946)のバイクでデカイ車輪を高速回転させる痛快な作品「The Big Wheel」(1979)を思い出した。逆に言うと当のKOSUGEさんの作品には審査評のような事を感じなかった。審査員さん達は「The Big Wheel」のようなイメージを重ねていたのだろうか?「The Big Wheel」は以下のYouTube動画で見ることが出来る。

川崎市岡本太郎美術館▶http://www.taromuseum.jp/
KOSUGE1-16http://homepage.mac.com/kosuge1_16/
Chris Burden: From Wikipedia, the free encyclopedia▶http://en.wikipedia.org/wiki/Chris_Burden

|

« バタフライか・・ | トップページ | 世田谷美術館にて »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/205060/12118460

この記事へのトラックバック一覧です: The Big Wheel:

« バタフライか・・ | トップページ | 世田谷美術館にて »