所沢ビエンナーレ・プレ美術展:カタログについてのメモ2
このカタログに掲載された展覧会場写真は表紙から全て、今展出品参加アーティストである写真家の山本糾氏の手による。写真家という表現者の表現であり、同時に記録である。
▼ヒノギャラリー:山本糾のインフォメーション
http://www.hinogallery.com/rireki_yamamoto.html
展覧会の経験をもとにこのカタログを眺めると、美術作品において記録とは何だろうという気分が再び、そして急速に、想起される。起因すると考えられるのは、これらの記録が写真家、表現について思考をし続ける一人の希有なアーティストの撮影によるものであり、映り込む様々な要素の“現れ”に極めて厳格である事(実際一つ一つ素晴らしい写真だと思う)。そして各々の実際の作品は(それが絵画であったとしても)それぞれ種類・次元は違えど各々に三次元空間・・現実の中でギリギリの“現れ”を獲得しようと投企されたものであるという事である。「写真は実物とは違う」周知の、当たり前の事ではあるが。
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