カテゴリー「滞在制作: HCA, カルフォルニア」の35件の記事

2007年8月 2日 (木曜日)

帰国、そして、そして、そして、

帰国しました。フーーーーっです。帰宅して酒をあおって、そのままぶっ倒れて数時間、今、三ツ矢サイダーを買って来て、これからもう数時間倒れて体力回復に努めます。

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2007年7月31日 (火曜日)

最後のディナー

Ld なんだかてんこ盛りだが、左の写真が今回のカルフォルニア滞在の最後の夕飯、スパゲティやらサラダやらなんやらかんやら、この肉類魚類のあまり登場しない健康的な食生活にも、ちょっと飽きて来たかと思っていたが、やっぱりウマ過ぎて食べ過ぎて、その上デザートのケーキ(→右の写真)までたっぷりお腹に入れた。今日は片付け〜掃除〜洗濯〜荷物の郵送、と、一日バタバタヘトヘト。もうすぐ帰国。

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2007年7月30日 (月曜日)

海へ

Umi03 一ヶ月半もの間、このカルフォルニア、ヘッドランズ・アート・センターに滞在しながらも、周辺をほとんど歩いていないな、と、思い、一人ビーチへ。と言ってもダイレクトに行けば片道二十分くらいのもん。しかし、だら、だらと、寄り道しつつ歩を進めればなかなか。汗もかいたし、靴の中も砂まみれ。丘を登り、登り、そしてアスファルトの道路から脇道へ〜びっしりと植わった草花に囲まれた、いつ終わるとも知れない幅30センチほどの細く白い砂の歩道を延々々と下ると開けるようにあるそのビーチへは、この道でしか行く事が出来ないらしい(下り切ってわかった事だが)。空にはカモメの団体とコンドルがぶんぶん飛んでいる(左写真→クリックで拡大)。砂浜は全体にしっとりと濡れていて心地よく硬い。時間によって、このビーチは消えてしまうのかも知れない。下のWikimapia、左下、□に囲われた「south beach」がそれ。ちなみに右上□がヘッドランズ・アート・センター(Headlands Center for the Arts)、そしてググっと右にスクロールして行くとゴールデンゲート・ブリッジが見れる。Wikimapiaスゴい!

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2007年7月29日 (日曜日)

あっという間に

Makimakimaki_2 たまに聞こえる蟲の羽音、それ以外は何も、何も?、おそらくは何も、耳に入って来ないプロジェクト・スペース深夜三時、淡々と、着々と、この一ヶ月半の間、部屋を囲うように設置し、公開した作品の撤去作業が完了した。巻きに巻いたロールが大小4つ。二つの大きなダンボールを繋げて作った箱に入れられ、これからいつ目覚めるとも知れない眠りにつき、日本へ渡る。

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白い光に、

Hsshowサンフランシスコ、ゴールデンゲート・パーク内にある、デ・ヤング美術館に訪れた。厳格なコンセプトの下に、写真を中心として活動する日本人アーティスト、杉本博司(b.1948)の回顧展が現在、開催中である為だ。2005年9月から2006年1月にかけて、六本木、森美術館で開催された「杉本 博司:時間の終わり」展の巡回展という事だろうか、ちょっとはっきりわからないが、ともあれ代表作がずらりと並び、かなりの充実度。森美術館の展覧会にはタイミングが合わず、行く事が出来なかったので、今回この展覧会に出会えたのは良かった。展示会場の面積ぎりぎりの、もうこれ以上、あと一点でも追加して展示をしたら、ごちゃごちゃ見づらいインスタレーションになっていたのでは、と、思わせる、ギリッギリの飽和点のインスタレーションは見事としか言いようがない。作品を始めとした展示会場内の光の当たっている部分すべてが、のっぺりとした、現実味をまるで失った、ただの白い色、に、見えた。写真シリーズによらず、また、金属製の彫刻の作品ですら、ピカッとひかったその点、そして面は、死んだ光とでも形容出来そうな白で、あとは闇しかなかった。

▼de young: exhibition: Hiroshi Sugimoto: July 7, 2007- September 23, 2007
http://www.thinker.org/deyoung/exhibitions/exhibition.asp?exhibitionkey=658

▼Dialogue:美術館建築研究[7]アートの現場から[4]杉本博司+青木淳
http://tenplusone.inax.co.jp/dialogue/007sugimoto/dialogue7_1.html 

Rich01_4 そして、驚いたのがこの美術館、なんとゲルハルト・リヒター(b.1932)の2004年の大作「Strontium」(右写真)をコレクションに持ってるって事。し かもタダで見れるっ。知らなかった。。エントランスを入って左、気が付くとドスーンンっとそびえ立っているそれに、不意をつかれ、ただただビックリ。そし て近づいて、その強烈な、まさに放射性物質でも放つかのような、カラカラに乾いた光の催眠に、クラ、クラ、と、やっぱり、、ビックリ。

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2007年7月28日 (土曜日)

撮影、そして、

先日、月曜日になるか、ここヘッドランズ・アート・センター滞在のアーティスト、リサさんに、一眼レフ・デジタル・カメラ、CANON・EOS [Digital Rebel XT]を借りて、200枚くらい撮っただろうか、無事、作品の撮影を完了する事が出来た。リサさんは二年前に、私の今、来週までいる、ここプロジェクト・スペースにて滞在、活動していたアーティストで、今回は、向かいのスタジオ、アンドレア・ジッテルさんのプロジェクト【スモック・ショップ】で、アンドレアさんと一緒に仕事をするため、滞在していた。「していた」と、言うのは、リサさんは既にここ、ヘッドランズでの二週間の仕事を終え、つい火曜日に自身のフロリダにある家に帰って行ったからである。10月に個展、さらに12月だったかマイアミのアート・フェア出展を控える多忙な日々が待っているとの事。
Lisa Anne Auerbach: Websitehttp://www.lisaanneauerbach.com/

現在、小さく携帯に最適なリコー、724万画素のカメラ(参照)を便利に使っている。そしてそれはスナップ的には充分申し分ない、が、しかし、作品の記録となると、ちと物足りないのもまた、ほんとのところ。いつもカメラを誰かしらに借りるか、撮影してもらうか、である。今回の作品でもそうだが、なかなか写真ではその生の体験の伝達が困難な事実は、既にこのブログの感想、幾人かの、実作品を見る事の出来ない知人の作品写真に対する感想からも立証済みだ。設置されるその場に寄生、或いは恊働するように機能し、(残念ながら今の所)短いその設置の期間にだけお目見えする、多くの私の作品(もちろん今回の作品も)にとって、「記録」との隔たりは格別に大きい。もちろん、どんなアート作品にとっても、実際の作品に直に接する事と、カタログなどの記録媒体に載ったものに接する事とは、まったく別種の体験である事は、とうの昔っから、わかり切っているので、記録の方法についてはもっともっと考え、実験を繰り返したい重要な事柄の一つである、の、だが、毎度毎度制作に突っ走り、突っ走り切ったその先で放心してしまう事が多く、なかなか先へ進まない。が、ま、しかし、とにかく少しでも先へと、一つのアイディアをスタート、昨日今日で作ったのが以下四枚の写真である(あまりにも実際のファイルサイズと比べると小さ過ぎるが)。

Hca0012ss

Hca0022ss

Hca0032ss

Hca0042ss

プロジェクト・スペースの壁(下方)を複数に別けて撮影し、それぞれを繋ぎ合わせて、一面ずつ、ぐるっと一周を眺められるようにした。これは実際のファイルサイズの2.2%、1/45スケールといったところ、各々画像をクリックして拡大すれば少しは実際の写真データのサイズに近づくはずだが、それでも12.5%ってとこか。同様の白黒バージョンも作成した。

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2007年7月27日 (金曜日)

真空の

六時のハンバーガーの夕食後、満腹で眠くなりながらも、五時半からのアニアス・ワイルダーさんのサンフランシスコ、エクスプロラトリウム・seeing galleryの展覧会オープニング・パーティに出かけた。アニアスさんは先日の私のトークショー、それからオープン・ハウスに観覧に来てくれた、様々な国のアーティスト・イン・レジデンスを渡り歩き、活動するアーティストである(2007/7/20エントリー参照)。夕方五時半からのパーティに夜七時前に到着したという事が、けっして原因とは思えないが、広々としたエクスプロラトリウム会場の真ん中で、テーブルが散在し、ワインやらビールやらが振る舞われ人々がバラバラとぼそぼそと歓談する様は、オープニングのパーティというには何だかとても寂しそうで、勤務後の簡単な慰労会といった趣き。作品の展示ギャラリーも、巨大倉庫のような建物の片隅に小さく、6×7メートルくらいだろうか、壁で仕切られたスペースで、天井の異様な高さに違和感を覚える。
Aw 接着剤や釘、ネジなどを一切使わずに、太さ同一、様々な長さの木材を組上げ、積み上げ、ギリギリのバランスで重力と折り合いを付けた、とても緊張感のある構造物がアニアス・ワイルダーさんの作品であり、今回の展覧会では球形(右写真参照)の姿をしてそこに在った。このエクスプロラトリウムという場所は、ミュージアムではあるが、言ってみれば子供科学博物館といった趣向のミュージアムで、雲の生成や、砂漠の砂があの滑らかな景色を生み出す過程を簡単な装置によって、楽しく体験する事が出来る。その一連の流れでアニアスさんの緊張の作業の末、組上げられた構築物は、あまりにも必然的であり過ぎた。確かにギリギリの重量バランスでここまでの事が可能である様、実証を眺める経験は、どんな鑑賞者にとっても希有な体験ではある。しかしこの、アニアス・ワイルダーというアーティストの作品の醍醐味は、一人の人間の、見えないくらいに細く細く、これでもかというほどに張りつめた緊張の糸を、切れるか切れないかの狭間でなんとか紡ぎ続け、巨大な構造体として結実させる事にあるのではないだろうか。この事と、前述の理論の実証のごとき現れとは、鑑賞の体験として、相反する、相容れない事柄である。制作過程を収録した、小さな画面に映し出されるビデオ映像から、緊張の、真空の、片鱗をしかと見る事が出来ただけに、、まったく大きなお世話だが、、もったいないっ。

▼ Exploratorium | The museum of science, art and human perception
http://www.exploratorium.edu/seeing/about/seeing_gallery.html

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2007年7月24日 (火曜日)

顎を天に突き出し

顎を天に突き出し、ベランダに寝転んで煙草を吸いながら、後方の空と雲を、上下さかさまに眺めていたら、細かな、同一形状の羅列とその崩壊に、そして見ているうちにどんどんと黒ずむ真っ青な広がりに、「完全な自然」がそこにある、と、思った。ま、ぁ、誰もが認める自然物なので、形作る水滴や水晶一粒の点に至るまで、自然じゃないっなんて事は言えないし、それは当たり前の事でもある。しかしぼんやりと眺め続けていると、自然とは、その自然とされるもの自体や、その特定の状態を指すのではなく、全くの他人、手出しのしようのないもの、というこちらとの広く広く先の見えない隔たりを指す言葉のように思えて来る。

L05ss_1

昨晩深夜、一ヶ月ちょっと、格闘し続けた作品が完成。ヘッドランズ・アート・センターのプロジェクト・スペース、面積およそ15×11メートルのこの部屋の壁面を一周する、下方の、おそらく装飾として備わった、横に伸びる、わずかな木製の出っ張りと出っ張りの間、縦幅60センチほどの窪地を、ドローイングを施し凸凹に繋ぎ合わされた紙で、隙間なく、埋め尽くした。ドローイングの頭上には、カルフォルニア、サウサリートの丘や木々を昼夜絶え間なく切り取る12の窓がある。いま、ここは文字通り、アート・ワークに囲われた部屋になった、と、同時に、歩き、立ち止まり、眺められる事で、パチパチと無数の紙の凹凸と筆致、それに刻々と変化する外光や喧噪が混じり合い、「再び」動き出した。

自分の居場所がやっと出来たという感慨と、自分の居場所がすっぽり消えてしまったような疎外、その両方を感じる、と、いう、事がある。

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2007年7月23日 (月曜日)

あと少しで

Ato たくさんの来場客を迎えたオープン・ハウスから一週間の過ぎた今日も、日曜日だからか、ちょこ、ちょこと、スタジオ訪問者が昼から絶えない。もう少しで、この今回のおよそ一ヶ月半の滞在制作、そして公開制作が終了する。作品の終了、つまり完成も間近。写真は、スタジオを一周する今回の作品の作業の残る壁面部分。あと少し。滞在期間中、週五日間、スタジオを公開するこの企画に合わせるように、ギリギリ完成出来るだろう制作の算段を、作業しつつ、立てたわけだが、もうちょっと、自分や鑑賞者と、スタジオ/ギャラリー空間、或いはカルフォルニアの環境の中間地点に在りながら、それらを繋ぐこの作品と、ゆっくり過ごす期間があっても良かったかもしれない、少しでも欲しい、と思い、作業を急ぐ。今日も青空。作品は完成後、わずか数日で撤去作業に入る事になる。

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2007年7月20日 (金曜日)

トークトークトーク

Lecc_1 今日(2007/7/19)は夕食後、7時過ぎから、私と、同じくレジデンス・アーティスト、イナオカミサコさんの二人によるトーク・ショー【Un/Natural Environments】が開催された。パワーポイントで過去の活動を振り返るイナオカさんのプレゼンテーションの後、私の、2004年に青森のアーティスト・イン・レジデンスで制作した約70分間の映画、展覧会「DISTANCE」で展示した作品「fold」の完成迄の1週間を撮影、編集した映画を、4倍速で流しながらの短いトーク〜現在の制作に至る思考過程の一部のお話〜スタジオに移動して作品を観てもらった。けっこうな数の来客に感謝。※右上写真はイナオカミサコさんによる。

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同じギャラリーで展覧会〜二つの同じレジデンス・プログラムに参加しながらも、ニアミス?で一度も会った事のなかったスコットランドのアーティスト、アニアス・ワイルダーさんが、先日のオープン・ハウスに引き続き来場、話す事が出来た。現在サンフランシスコ、エクスプロラトリウムにて滞在制作、また東京・京橋INAXギャラリーで個展を開催中との事。
▼Aeneas Wilder: Home Page. 
http://www.aeneaswilder.co.uk/
▼ Exploratorium | The museum of science, art and human perception
http://www.exploratorium.edu/seeing/about/seeing_gallery.html
▼INAXギャラリー:アニアス・ワイルダー展
http://www.inax.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_000999.html

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▼スタジオ公開は続く制作は続く:Hajime Mizutani in the Project Space
http://www.headlands.org/event_detail.asp?key=20&eventkey=230

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